2025年の冬。九州芸文館「隙あらば猫 町田尚子 絵本原画展」へ

2025年の冬。九州芸文館
「隙あらば猫 町田尚子 絵本原画展」に行ってきました。
ずーっと楽しみに待っていました。

きっかけは2025年の夏。
本屋の特設コーナー(動物関係の絵本)で、ふと目に入ったポストカードです。

強烈な、圧が強い猫の目。
仕草や、ユーモアの効いた動きや描写。
心にドキューンと刺さって、気づいたら買っていました。

手取り15万、節約している。
いや、「ミニマリストを目指している」ということにしよう。そういうの、オシャレだし。
……なのに買ってしまった。
でも、あの目を見たら仕方ない。不可抗力。

「ホンモノが見たい」と思うのは当然で、その日にネット検索「町田尚子 猫 原画」っと検索。
すると半年後に九州へ巡回することが判明。他の巡回先でサイン会が開催されていることを知り、定期的に情報をチェック。だって応募期間が終了したら😔しょんぼりどころではない。

クリック、クリック、またクリック。しゅうねん。

そんな努力(?)が実って、サイン会の事前予約抽選があることも判明。
予約開始日、開始直後に応募しました。
そして当選する前から、日帰り旅行プランまで組んでいました。

気が早い。でも、こういうのは気合いが大事。

サイン会の時間から逆算して、道の駅に寄りつつ会場入り。
もう、すごくワクワクです。

会場入口には「どすこいみいちゃんパンやさん」の特大パネル、写真OKだったので記念に来場者のみなさんが写真を撮っていました。
でもその裏に、コスプレグッズがあることに誰も気づいてない……?
もちろん私は気づいたよ。

テンションが上がった40代独身女性、恥じらいも無い。

猫耳。赤いシマシマ前掛け。右手にフランスパン。
どすこいポーズ。パシャリ。
やばい、めっちゃ楽しい。

ちょうど子連れのご家族が通ったので、つい
「コスプレできますよ〜」
と声をかけたら、返ってきたのは冷ややかな苦笑いでした。

……えっ。そうなんだ。
(人それぞれ、テンションの上げ方がある。)

とにもかくにも、展示を楽しみました。

アクリル画を“じっくり見る”機会があまりない。
美術館に行っても油絵、日本画、浮世絵が多くて、アクリル系は軽く見る程度。
「どんな感じなんだろう」と思っていたのですが――

実物を見たら、思いのほかすごい。

絵の中に、空気がある。
家の間取りやアングルまで計算されていて、視線が自然に動く。
そして飽きないように、猫が配置されている。すごい。

猫の表情も、猫の柄も、全部違う。
たくさんの猫を描くとき、1匹1匹に名前を付けているという話も聞いて、
「そりゃ、こんなに生きて見えるわけだ」と納得しました。

一目で釘付けになった、あのポストカードの“猫の目”。
ついに原画を見ることができた。

やっぱりポストカードよりも何倍も圧が強かった。


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