猫のブラッシングは戦いである。

美人猫チョロの毛並みは、とても綺麗である。
なぜなら、世話人がせっせと毎日ブラッシングをしているからだ。

短毛猫は毎日ブラッシングする必要はないらしいが、すっかり日課になっている。

もっとも、チョロはブラッシングどころか、抱かれるのも触られるのもあまり好きではない。
あらゆるブラシを試した。
口コミがいいもの、「猫もとろける」と書かれたもの、値段が高そうなもの。

もちろん、どれも効果はなかった。
おとなしくブラッシングが出来るわけがない。

しかし、しないわけにもいかない。
チョロが良くても、洋服が毛だらけになるのはさけたい。
というわけで、SNSや猫の雑誌など情報をもとに試した。

YouTubeでは
「ご褒美を使うといい」
という情報を見て、チュール作戦も試した。

結果。
チュールを見た瞬間、飛びかかってくる。
最後のご褒美までたどり着かない。
食べさせながらやろうにも、チュールが噛みちぎられてペロペロどころでない。

そして、たどり着いた方法がこれだ!!

食品トレーにチュールを薄く塗りたくり、
それをペロペロさせている間に、手早くブラッシングする。

タイムリミットは約2分。ウルトラマンよりは短い。
でもチュールに勝てる猫はいない。

最終的(現在)には、
お湯の蒸気で毛が舞わないようにし、
抜け毛がつく前提で、世話人が全裸でブラッシングをしている。

とてもシュールな光景である。

それ以来、
チョロはチュール欲しさに、
毎日お風呂場で待っている。